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2025.06.19
ご家族・介護者向け
「健康を守る!隠れ熱中症のサインとすぐできる対策」
  1. 隠れ熱中症とは?

隠れ熱中症とは、外見上は健康に見えるものの、実際には体内の水分や塩分のバランスが崩れ、熱中症の初期段階にある状態を指します。自覚症状が乏しいため気づきにくく、放置すると重症化する恐れがあります。特に高齢者や子供、持病を持つ方は注意が必要です。この状態を未然に察知し、適切に対処することが重症化の予防につながります。

  2. 隠れ熱中症の主なサイン

隠れ熱中症は、以下のようなサインで現れることがあります。

  軽いめまいや立ちくらみ : 突然の立ち上がりで感じることが多いです。
  だるさや疲労感 : 特に理由もなく疲れやすく感じることがあります。
  食欲不振 : 食事を摂る気になれない、または味が分からないことがあります。
  軽い頭痛や気分の落ち込み : 頭が重い感じや気持ちが沈むことがあります。
  微熱 : 体温がわずかに上がることがあり、風邪とは異なる体調不良を感じることがあります。

これらのサインを見逃さず、早めに対策を講じることが重要です。

  3. 隠れ熱中症を防ぐための基本対策

隠れ熱中症を防ぐためには、日常生活での基本的な対策が重要です。

  こまめな水分補給 : 喉が渇く前に少量ずつ水分を摂取することを心がけましょう。冷たい水ではなく、常温の水やスポーツドリンクが効果的です。
  塩分の補給 : 汗で失われた塩分を補うために、適度な塩分補給を心がけます。梅干しや塩飴、経口補水液も良い選択です。
  適切な室温管理 : 室内ではエアコンや扇風機を利用して、適温を保つようにします。特に夜間の熱中症を防ぐため、寝室の温度管理には注意が必要です。

  4. すぐにできる応急処置と予防法

隠れ熱中症のサインに気づいたら、すぐに以下の応急処置を行いましょう。

  涼しい場所へ移動 : まずは日陰や冷房の効いた部屋に移動し、体温を下げましょう。
  水分と塩分の補給 : 常温の水や経口補水液を摂取し、体内の水分と塩分を補いましょう。
  体を冷やす : 首や脇の下、足の付け根など大きな血管が通る部分を冷やすことで、効率的に体温を下げることができます。

予防法としては、定期的に休憩を取り、体調を確認することがポイントです。

   5. 日常生活での注意点と習慣化のポイント

日常生活の中で隠れ熱中症を防ぐには、習慣化が重要です。

  規則正しい生活リズム : 睡眠時間をしっかり確保し、規則正しい生活を心がけましょう。
  バランスの良い食事 : 栄養バランスを考えた食事を摂り、体力を維持します。
  適度な運動 : 軽いストレッチや運動を取り入れ、体調を整えます。ただし、暑い時間帯の運動は避けましょう。
  適切な室温調整 :遮光カーテンやエアコン、扇風機などを適切に利用して安全・快適に過ごしましょう。


6.さいごに

今年は梅雨も明ける前から30℃を超えるような日が珍しくなくなっています。
知識を知ることで、自分自身の身を守るだけでなく身の回りの人の助けになることもできます。
また、知るだけでなく得た知識を実生活に活かしていく事が大切ですので、行動に移していきましょう。